WEBプロデューサーの上尾です。
ホームページのリニューアルの理想的な社内体制についてお話しします。
専任部署がいない場合どうするか
ここから先は、専任の部署を持たない、中小・中堅企業の方向けに書いています。
既にホームページの専任部署をお持ちの会社様は読み飛ばしていただいても構いません。
さてホームページをリニューアルすると決めたこととしましょう。
どこの部署が中心になってリニューアルを進めてゆくかというのは経営層としては悩ましいところだと思います。どこの部署も忙しいのに進んで手をあげる部署など、ありません。
多くの場合、経営企画部、広報などが候補にあがると思います。
ここで大事なのはどの部署が担当することになったとしても、社内横断的にやらなければ、リニューアルは成功しない、と言うことです。
全てをその部署に丸投げにせず、小さくとも社内プロジェクトチームを組むことをお勧めします。
そしてこの社内プロジェクトチームは社長もしくは経営陣の直轄組織で行うことが大事です。
それはなぜでしょうか?
「会社のとして情報を外部に提供する」という意識
ホームページは本来、会社の外に向かって情報発信することが目的です。
組織横断でなく、縦割り組織のままですと、ページごとに目的がバラバラになってしまい、コンバージョンの目標となるページについても導線があったりなかったりして一貫性がなくなってしまいます。
例えば、営業部門からはもっと顧客からの問い合わせがほしいという要望があるのに、製造部門からは、忙しいので細かい製品情報まで出せないとなると、ホームページに掲載できる情報の質が薄くなってしまいます。
また、同じ製造部門でも、A製品担当からは情報が沢山出てきても、B製品担当からは非協力的だったりすると、製品情報の中で情報の濃淡がバランスが悪くなってしまいます。
肝心の問い合わせするページでさえも、縦割組織の場合、A製品はこちら、B製品はこちら、等たくさん連絡先の電話番号が書いてあって、結局のところ、どこに問い合わせしたらよいのかわからない、というページができてしまいます。そして現にこのようなホームページを多く見かけます。
これらはホームページ制作の問題と言うよりも、組織の問題であることの方が多いのです。
ホームページというのはその本質的な性質上、情報の共有化・水平展開という点にこそ意味があります。
社内の情報共有の起爆剤に
せっかくお金と時間をかけてホームページをリニューアルするときのですから、まず最初に組織横断で社内プロジェクトを組んで、社内を活性化させる原動力にしていただきたいと思います。
そして、トップからのオーダーで社内プロジェクトを組織横断で動かし、縦割り組織の弊害をなくしていくことが大事です。
目立った発言はしないけれど、社内のホームページを見て会社の新製品を勉強している社員は意外に多いのです。
どうやって社内横断プロジェクトを組んでいったらよいかわからないと言う場合は、お気軽にお問い合わせください。
ご一読いただき、ありがとうございました。