ZOHOのユーザミートアップの会に参加してきました。
マーケティングオートメーションの新しいツールをZOHOが発表すると言うので興味津々でした。
そのセッションの中で、メールマーケティングについて示唆に富むお話もありました。
今日はミートアップの中でためになった顧客セグメントの話と、新サービスのマーケティングオートメーションについて書こうと思います。
ちなみに私はZOHOのユーザではありますが、ZOHOの回し者ではありません。が、現段階で中小企業が実際に使えるCRMという点からみて、有効な選択肢なのでご紹介させていただきます。
メールマーケティングのセグメンテーションについて
メールマーケティングを行っておられる会社様であれば、おそらくどのように顧客をセグメントしていくかは検討されておられると思います。
示唆に富むお話だなと思ったのは、セグメントには以下の三段階のレベルがあると言うお話でした。この3つのレベルと言うのは私の経験や感覚にも一致します。
レベル1:メアドと氏名のみ
顧客のデータはメアドと氏名のみ。メルマガ一斉に配信している段階
レベル2:リードソースや開封状況、ウェブの行動履歴等
顧客のデータに、リードソースや開封状況、ウェブの行動履歴等が取得できている段階。リードソース毎や開封状況に応じてメールの内容を変えることができている。
レベル3:受注状況との連携
顧客のデータに、購入者か否か、自社サポートを受けているかどうかの受注状況が反映されている段階。顧客の受注状況が把握できているので、アップセルや契約継続など営業戦略に組み込める。
やはりレベル1から始まってレベル3まで行くのが理想なわけですが、レベル3まで行こうと思うと、どうしてもマーケティングオートメーションと顧客管理システム(CRM)との連動というのが不可欠になってきます。
マーケティングオートメーションとCRMは連動しないと最終的にはあまり意味のないものになってしまいます。これは最初の設計段階の段階で考えておいた方が良い点です。
ZOHOの新サービス:マーケティングハブ Zoho MarketingHub
マーケティングハブと言うのはZOHOの新しいマーケティングオートメーションのサービスです。既に英語版はリリースされていますが日本語版はまだ日本語化を進めている段階です。
デモで見せていただきましたが、非常に魅力的なサービスでした。
タグを埋め込んでおけば自社サイトと連動ができると言うことで、導入の方法としては通常のマーケティングオートメーションとそれほど変わらないと思います。特徴は以下の通りです。
1)ポップアップフォームも生成可能
ユーザのホームページでの動きに応じてポップアップフォームを出したり出さなかったりすることができます。
2)シナリオ作成機能
ZOHOでは「ジャーニー」という言葉で呼んでいますが、要はシナリオ作成機能です。これは非常に充実しているように見えました。特にウェブとの連携は協力で、ウェブ上の行動履歴に応じていろんなシナリオが組めるようになっているようです。つまり特定のページを見た人に対しては特定のアクションを促すと言うことができるわけでホームページをより一層活用することができます。条件分岐などもできるようになっています。
3)ZOHOCRMとの協力な連携
顧客管理データベースとマーケティングオートメーションの連携は最大の強みなのではないでしょうか。ただこのあたりはデモではあまり多く語られなかったので詳細不明です。
4)価格面
ZOHOワンユーザは無料で使うことができます。単独サービスで使う場合でも月額2400円。通常のメール配信サービスを使っておられる方はすぐに乗り換えれる価格帯です。
まだ日本語化が完了してないようですが、リリースが大変楽しみです。詳細はこちらのZoho MarketingHub(ゾーホー・マーケティングハブ)からご覧ください。