「プレモータム premortem」という言葉をご存知でしょうか。
医学用語で「死亡前死因分析」と訳されるが転じて
事前に「失敗」を想像し、その要因を予想して対処法を検討する方法論。
ちなみに、医療の改善などのために、遺体の検死や解剖は「ポストモータム postmortem」というそうです。
事後にプロジェクト検証するのは当然だが、このはプレモータムは医療・軍隊等絶対に失敗できないプロジェクトのリスクを事前に検証できる。
事前に課題を見つけて潰しておく方法としては素晴らしいやり方だ。
そして、米国では、このやり方をデジタル広告の企画に応用している。
このプレモータムな方法は、参加者が絶対にプロジェクトを成功させるという自信と執着が必要だ。
最初から広告が「失敗」したシーンを想像するところからスタートだから、参加者全員が次々とネガティブな事実を直視しなくてはならない。
そして人間誰しも物事の初めには「うまく行ってほしい」期待がある。
どうしても見通しが甘くなりがちだ。
日本でここまで執念深く広告プロジェクトに向き合うチームはやはり稀で、
広告成果CPAに対する「執念」に感動した。