イプロスという超大手BtoBカタログサイトが1月15日にリニューアルをしました。
イプロスに出稿中の方にとっては商材の見せ方がどう変わるのか、ご興味がおありだと思います。
自社サイトをそろそろリニューアルしようかと考えておられるご担当者の方にも、参考となるので変更されたポイントをご紹介したいと思います。
イプロスのIDは昔のまま使えます。IDをお持ちの方は、ログインしてみていただくと何が変わったかすぐわかります。
- イプロスリニューアル
- コンテンツ再編
- イプロスものづくり
- 二段階認証の導入
- 検索機能を強化
- グローバルナビゲーションを廃止
- マイページ化
- イプロス
- グローバルナビゲーションを廃止
- ソリューションと特集に特化
- まとめ
イプロスリニューアル
イプロスが2025年1月15日にリニューアルしました。
詳細はこちらの特集ページに載っています。
それではどこがどのように変わったのか具体的に見ていきましょう。
コンテンツ再編
最も大きなものは複数サイトを含めたコンテンツの再編です。
皆様ご存知のようにイプロスは「ものづくり」、「都市まちづくり」、「医薬食品技術」の3つのサイトに分かれて運営していました。
これが2つのサイトに再編されました。具体的には「ものづくり」と「医薬食品技術」は統合されて一つのサイトになり、都市まちづくりはそのまま継続という形です。
しかし、「ものづくり」が「医薬食品技術」を単純に吸収したというだけではありません。ドメインも変更されています。
旧サイト | 新サイト |
イプロスものづくり | イプロスものづくり |
https://www.ipros.jp/ | https://mono.ipros.com/ |
これに伴い特設サイトのURLも変更されています。下はAGC株式会社化学品カンパニーのページの例です。
都市まちづくりのURLも変更されています。
旧特設サイト | 新特設サイト |
premium.ipros.jp/agc/ | https://pr.www.ipros.com/agc/ |
旧イプロス都市まちづくり | 新イプロス都市まちづくり |
https://kensetsu.ipros.jp/ | https://ipros.com/ |
つまりイプロスと言えば、モノづくりサイトのイメージが定着していましたが、これからはまちづくりのサイトを指すようになりました。これは「イプロスものづくり」という名称とブランドが浸透したので、URLを変えても問題ないと判断されたためかもしれません。
このように本家のドメインの変更まで伴った大掛かりなコンテンツの再整理であることがわかります。
ではデザイン面や機能面はどのように変わったでしょうか。ざっと目につくところだけ、ピックアップしてみました。
イプロスものづくり
二段階認証の導入
昨今の情報セキュリティの強化に伴ってログインでは2段階の認証が追加されました。これまでのIDとパスワードは使えますが2段階認証を求められます。
検索機能を強化
トップのど真ん中に検索ウィンドウを配置しています。やはり商材が多すぎて探せないというご要望が多かったのだと思います。
タイトルと説明部分から全文検索ができるようになりました。ヒットしたキーワードに薄い赤色がかかるので、見やすくなっています。
グローバルナビゲーションを廃止
これまでグローバルナビの中にあったランキングや特集というのはファーストビューからなくなってしまいました。

リニューアル前

リニューアル後
どこに行ってしまったかと言うと、トップページの一番下です。
しかしマイページにログイン後は、ブックマークを押下げすると、すぐにファーストビューに表示されます。
会員の方には特集やランキングの記事がファーストビューに表示されますが、一般の非会員の方にはそれほどアピールするページではないということでしょう。
マイページ化
ログインするとトップページに最後に見たページとおすすめ製品というブロックが表示されます。
推測ですが、今後おすすめ製品というところに個人の閲覧履歴に応じた製品がレコメンデーションされるのではないかと思います。
履歴情報が全て見れるのは、製品を探しているユーザーにとっては非常に便利な機能です。
1年以上前に閲覧した製品が全て一覧で見られるのでクッキー情報はかなり長く保存されています。ただ、BtoBの場合、製品の検討期間が長いのでこれは便利な機能です。
全部表示されると厄介だと感じる方向けに、期間で絞り込みすることもできます。
イプロス
こちらは旧「イプロス都市まちづくり」ですが、こちらもかなり大胆にぺージの見た目を変えています。
グローバルナビゲーションを廃止
これまで「ものづくり」と共通だった帯状のデザインを廃止しました。
ブランドロゴは残していますが、全く別に見えるデザインです。

リニューアル前

リニューアル後
ソリューションと特集に特化
一番見せたい特集をトップページへレイアウトして、そこから製品一覧につなげています。広告出稿者へのアピールも考えてのことでしょう。
これにより、グローバルメニュー経由よりもクリック数を1つ減らすことができます。
しかし、「探す」という切り口はTOPページの下部に置かれてしまったのでスクロールしないと表示されません。
こちらのサイトの来訪者は、特定のものを探すというより、何か役に立つ情報を求めて来訪するユーザーが多いのかもしれません。ですので特集の記事を全面に出すということを意識したリニューアルになっています。
このように見てみると、今回のイプロスのリニューアルはログイン後の会員機能や検索機能強化、ドメインの変更、コンテンツの統合まで含んだかなり大掛かりなリニューアルであったことが分かります。
デザインやUIをここまで大胆に変えると、リニューアルとして意味はあったと思います。
ただしリニューアルをした後、どのようにユーザーの動きに変化が出るかはこれからの検証でしょう。
まとめ
最近はサイトリニューアルと言っても、表面的なUIを変更するだけやカテゴリーを少し調整するだけというような小規模なものも多いです。
そんな中、グローバルメニューという定番のデザインを捨て、会員ユーザー、非会員ユーザーに対して、どのコンテンツを見せたいかという意図を明確にして、デザインを通して形にした今回のリニューアルは、BtoBのリニューアルの一つの参考事例になると思います。
自社のこれまでのコンテンツ戦略の見直しのご参考になれば幸いです。
[参考資料]イプロスがリニューアル!<新サイト解説入り総合カタログ進呈>https://marketing.ipros.jp/contents/service/rn_1