強みを認識することの大切さ

昨日は知人の紹介で、自分の強み、弱みを発見するストレングスデベロッパー(StrengthDeveloper)セミナーを受講する機会がありました。

もれなく本人の強み・弱みを認識できるテストが受けられると言うので受講したのですが、セミナーに出席して、思わぬ気づきがたくさんありました。

今日は強みを認識することの重要性についてお話しします。

強みを認識することはとても大切

日本では、会社でも学校でも、強みを認識して活かすことよりも、欠点を補強する方に力点が置かれています。その結果、まんべんなく評価される「優等生になること」が求められることになります。

しかしこのセミナーでは自分の苦手分野である弱みを補強するのではなく、強みを認識して、その強みを活かすことによって、その人のやる気を引き出し、人生を活性化しようという考え方を取ります。そしてそのために、まず自己認識。自分の強いところはどこで、弱み何かを数値化して認識しましょう、そしてその数値を理解しましょう、というものです。

誤解をないように説明しますと、強み弱みと言うのはあくまで本人の主観に基づく数値化で、絶対的客観的な評価ではありません。
興味のある方はこちらから詳細ご覧ください。

社員が強みを活かして働くことは、企業においてもメリットがあります。社員がやる気を持ち、楽しく働くことができ、何よりも主体的に動くようになるからです。その結果生産性も向上すると言うわけです。

ちなみに、実際にこのストレングスデベロッパーテストを受けてみた私感想ですが、中学校時代に受けた性格テストの良い点悪い点と、あまり変わらなかったところが驚きでした。なんと成長していないというか、気が若いというか。

ストレングスデベロッパー研修の使い道

さて、このストレングスデベロッパー研修の活用方法についても話し合ったのですが、これが大変面白かったです。

まず企業内研修では利用できると思いました。
具体的には社内の配置転換やM&Aなどの場合です。
例えば、ホームページやデジタルマーケティングなど新しい部署は、常に人が足りません。今いる社員の方に新しいことに挑戦してもらいたいといつも思っていますが、新しい仕事に挑戦したいと言う社員が実はとても少ないのです。
自分の強みが何で、新しい物事に挑戦するということがどういう意味があるのかということを理解していただければ社内で事務系の職種にあった方が新しい仕事にチャレンジすると言う転換も可能になるのではないでしょうか。
もう一つの事例はM&Aです。元々カルチャーの違う会社が一緒になる場合、どうしても吸収された会社は、吸収した親会社に対して反感をもってしまいます。そんな時に、この自己認識テストをして、お互いに結果を公開するということをやった会社があったそうです。結果は社内の人間関係が随分円滑になったそうです。自分の自己認識と同時に「この状況でこの人がこんな行動をとるにはなぜか?」という相手の人となりの理解が早く進むからでしょう。

企業の強みとは何か

企業でも同じことが言えるのではないでしょうか。
御社は自社の強みを認識されているでしょうか?
あなたの会社で最も特徴なる、とんがったポイント、差別化要因は何でしょうか?
なぜあなたの会社から商品またはサービスを買わなくてはならないのでしょうか?

なぜ私がこの質問をするには、理由があります。
実はこれらの問いかけはホームページのリニューアルの時に1番悩むところなのです。
ホームページのトップページは、最もユーザにとってアピールをするところで、企業の差別化できるポイントをアピールすべきところ何ですが、この差別化のキャッチコピーをどうするかで、どの会社様も多いに悩むのです。

わが社の差別化ポイントはここです、他社とは違います、とはっきり言える会社様がどれだけあるでしょうか。

これは企業のブランド価値につながる大事な質問だと思います。

御社の強み・差別化ポイントは何なのか、そこまで考えてホームページのリニューアルを行うことは、自社でマーケティングを行ってゆく第一歩だと思います。