頭で判かるのと体が動くのとは違うという話

外資コンサル日本法人社長を長年務めた偉い経営者のセミナーを受講。曰く「コロナ後の需要は戻らない」「じっと耐えていればなんとかなる」という段階ではない、新しい需要を自ら作り出す以外に生き残る方法はない。という危機感を訴える内容でした。

そして新しい需要を作り出すのは「個」の突破力しかなく、日本の企業はチーム力だのなんだの言ってきたが、力のある個人が重要になる、という内容でした。

でもね、「個の突破力」だの「力のある個人が重要」とか言うこの方、講演の最後に、「この危機の時代、みんなで力を合わせて乗り切って行きましょう!」と締めくくった。

結局、理屈で「個」の突破力って言っても、体で「みんなで頑張る」が染みついてしまってんじゃないのか。

だから、なんとなく新しい需要と言われてもワクワクしない。ここまでくるともう60代以上の日本人の体質の問題じゃないのかとさえ思えました。

みんなで考えるもいいけど、中小企業は詰まるところ、社長がそうするかで決まります。そして社員の方だって、フリーランスになったつもりで、自分ならどうするか、考える。「自分事」として考えるしかないよね。

自分で考えて、行動してよい。そういう雰囲気を作ることこそ、大事ことだと思います。