イプロスのスポット広告で成果を出すコツと効果測定の指標

B2B企業の方で、イプロスの有償メニューを活用されている会社様は多いと思います。

何と言っても、170万人規模の会員がおり、カタログを探しに来るという明確な目的を持ったユーザーが集まるサイトです。

しかしイプロスで本当に効果が出せているのか疑問に思ったことはありませんか。

今日はそんな方に向けて、イプロスのメール広告及びメルマガスポット広告を運用する上で参考になる数値をまとめました。

効果が出ているのかどうかの目安になる数値だと思います。

これは半分自分自身の備忘録でもありますが、現在イプロスのメール配信を運用されている方へ、何かの参考になれば幸いです。

情報ポータルサイトとしてのイプロス

イプロスの顧客育成機能は、通常のメール配信サービスと類似したものです。

しかし、マーケティングオートメーション(MA)の機能までは持っていません。クッキーによるユーザーのトラッキングは、現時点(2024年)では行っていないので、そこはご注意ください。

メルマガのクリック率

では、イプロスでメール配信サービスと同様の基礎的な数値が取れるかと言うと、実は取れない数値もあります。

具体的には、メールの開封率、エラー率などの数値を管理画面から出してくれません。

イプロスの顧客育成機能で、クリック数としてカウントされているのは、メールの内部に記載されたURLのクリックの数です。

ですからかなりアクティブなユーザーの数の目安にしかなりません。

効果測定の基準となる数字

では、平均的な顧客育成機能の中のクリック率はどれぐらいなのでしょうか。

これも、イプロス側は公表していません。

イプロスの方とのやりとりの中で、2%超えたら多い方だという回答はありました。

日本の全業種メールマーケティングの平均値が1.3%で、B2Bはやや高めに出る傾向があるので、この数字は妥当な感じがします。

「Benchmark Email2024年調査」

開封率は、このクリック率から類推するしかありません。

クリック率と開封率の比率についてはいろいろな数値がありますが、上記調査によると、開封した人のうち30人に1人しかクリックしてくれていないことになります。

B2Bの場合は、もう少し高いでしょうが、それでも10人に1人程度ではないかと思います。

ですので、イプロスの顧客育成機能については、メール内部のクリック率2%を目標にやっていくのが妥当な目標値になると思います。

スポット広告の効果測定

もう一つよく利用されるイプロスのスポット広告(メルマガ掲載)の効果測定についてです。

配信対象が10万人なので、イプロスのメルマガからどれだけ自社ページに誘導できるかが勝負です。

スポット広告はメール掲載で、配信通数が10万通なので、1週間かけて分けて送信されます。配信が完了しても、広告は1ヶ月間表示されます。

特集掲載に申請すると、特集ページの一覧にも広告が表示されます。

また、キーワードの検索結果にも優先的に表示されます。

スポット広告の効果を上げるコツ

スポット広告で表示されるのは、スクエアのバナー広告、製品名、キャッチコピーだけです。スクエアのバナーはサイズが小さいです。パッと見てわかりやすく伝えることが肝になります。少しでも成果があがるコツを挙げてみます。

1)製品名には数字やインセンティブを入れる

製品名は、メール掲載のスポット広告で一番大きく表示されるテキストです。

ここに数字のエビデンスや無料進呈等のインセンティブを入れましょう。

また、自社の型番表示は、製品を知らない人にとっては伝わりません。何をするための機械なのか、分かりやすい一般名称を使いましょう。

2)画像はシンプルに、コントラストを強く

画像サイズが小さいので、細かい文字を入れても読めません。メッセージは短くシンプルに。また他社と並べられて表示されます。目立たせたい箇所にはコントラストの強い色を使いましょう。

3)キーワードリストを確認すること

一か月間、検索結果の上位に表示されます。広告を出す前にどんなキーワードが狙えるかを確認しておきましょう。イプロスを訪れたユーザーがどんなキーワードで検索しているのかは、TOPからランキングで確認できます。

このページの一番下に、キーワードランキングがあります。

ここをクリックすると、イプロス内でよく検索されているキーワードが一覧で表示されます。過去のキーワードランキングもありますので、参考になさってください。

この検索されているキーワードを商品名に含めることが重要です。

効果測定の分析と目標数値

効果測定は、分析/広告の広告分析から行います。

該当の広告をクリックすると、指定した期間内のクリック数等をグラフ表示してくれます。

接触と閲覧という言葉ですが、言葉の意味は以下の通りです。

接触:イプロス内で広告を表示した回数(メルマガ、検索結果、バナー全て含む)

閲覧:広告をクリックした回数。ほぼ誘導先のページを閲覧した回数と考えてよい。通常のランディングページの閲覧回数に相当する。

1カ月という期間内で、ランディングページへの誘導が200~300回まで到達すればかなり広告としては成功しているというのが、ヒアリングした結果です。

まず200という誘導が1つの目標値になります。

どの会社が広告をクリックしたか

自社の広告をクリックしてくれたのはどの会社なのかも分析できます。ユーザインターフェースが正直分かりづらいのですが、ユーザタブから会社を選び、右端プルダウンメニューから「閲覧」を選ぶと、このようなグラフを見ることができます。

これはCSVでダウンロードできますので、どの企業が自社の製品に興味を持ってくれているのかがわかります。

ただし、販売支援プランの場合は、会社名までで、ユーザー名までは表示されませんでした。オプションや契約プランによっては表示されるのかもしれません。

検索結果から見る効果測定

もう一つ効果測定の基準となるのが検索ワードです。

具体的には、検索ワードに自社の社名製品名など指名検索が入ってきているかどうかです。

自社名もしくは製品名がキーワードとして表示されていれば、その数で認知度が上がったかどうかの目安になります。

指名検索の数が増えたかどうかは、広告キャンペーンが成功しているかどうかを見る一つの目安です。

自社のページが表示された検索キーワードは、広告分析>キーワードから調べることができます。

感想:キャッチコピーが全て

このように色々な工夫をした結果、ランディングページへの誘導数200超えの広告を作ることができました。

他の検索広告と同様に、キャッチコピーが全てです。

スクエアのバナーについても他の製品と並べて表示されるので、視認性をあげることが大切です。今まで使っていたバナーを再利用するのではなく、工夫して作りなおすことをお薦めします。

まとめ

以上、イプロスのスポット広告で成果を出すコツと効果測定の指標となる数値を、メモ書き程度にまとめてみました。

コツと大袈裟に書きましたが、全て技術的なテクニックに関することで、基本的にお客様の持っている製品への深い知識や理解は大前提となります。

製品がどのような場所で、どのような目的で使われるのか、他の製品と比べて最も訴求できるポイントなのか、こういったことの言語化することがまず先です。

イプロスのスポット広告も、他のWeb広告と同様、キャッチコピーが全てです。

切れ味の良いキャッチコピーを作るためにも、深く製品を理解した上で、AIを相手に色々なキャッチコピーを試してみてください。