SEO最新の傾向:ブログで何を発信するか

ライトハウスが書かれているコンテンツがSEOの作法に則っているかどうかをチェックするツールでした。

しかし企業ブログで最も悩ましいのは、何を書いたら良いのかと言うことではないのでしょうか。

今日はこれに関連した話、最新のSEOの傾向と、コンテンツ作成を楽にするツールついてもお話します。

SEOの最新傾向

ここ数年、「コンテンツマーケティング」と言われ、Google検索にヒットする記事を大量に生成して、ランディングページを増やす方法がもてはやされてきましたが、昨年後半ごろから、少々傾向が変わりつつあります。

コンテンツの質を重視する、という傾向は今後当たり前になってゆくと思いますが、この「コンテンツの質」という意味に、記事の信頼性を大きく見るような傾向が出てきています。

E-A-Tという言葉をご存じでしょうか? これは

Expertise(専門性があること)
Authoritativeness (権威があること)
TrustWorthiness (信頼できること)

の略です。つまり何らかの専門家の書いた記事は、同じような内容を書いていても高く評価されやすくなるということです。
では、「専門家」をGoogleがどうやって精査しているか、ですがコンテンツの内容、ブログ筆者の評判がよいこと、信頼できる内容であること等を、ページの滞在時間や離脱率などから推定しているのではないかと思われます。

このあたりは検索品質評価ガイドラインの最新版に乗っています。
実はこの検索品質評価ガイドライン自体も2018年8月に更改されています。

Google Search Quality Rater Guidelines Updated: Beneficial Purpose, Creator Reputation & More

以上はあくまでも推測ですが、昨年8月以降の検索結果の変動をみているとなるほどと思うことがあります。

ブログを作る側が注意すべきこと

以上から、今後のSEOは、この記事は誰が書いているのか、信頼に足る人が書いているのかということも重視されていゆくということになります。そのため、執筆者の評判を保つために、専門的な内容で、読み手にとって有益な役にたつホームページを作ってゆくことが大切になります。

では、ブログを作って運営する企業側は何に注意すればよいのでしょうか?

これは、中小製造業や専門商社の方にとっては、これは追い風になると考えています。

というのは、企業内で製造に関わっているというだけで、既に何らかの専門知識を持っている方が多いからです。

例えば技術系の商社等で「油圧ポンプの選定ついては、あいつが詳しい」なんて方おられませんか?
地道にコツコツ仕事をしていた専門知識を持つ方には、大きなチャンスです。

これからは、SNS等や動画などで、どうやって自己の専門性をアピールするかのブランディングが大切になってくるのではないかと思います。

ブログを楽に書くためのツール

とはいえ、毎回定期的な頻度で内容を考えなくてはならないのは、かなりの負担です。

お役に立ちそうな便利なツールがあるのでご紹介します。

関連キーワード取得ツールと言われるものがあります。

「関連キーワード取得ツール」で検索してみてください。いろんなツールが色々と出てきます。

無料のものから有料のものまでありますが、無料のもので十分使えます。

これはある程度狙っているキーワードが漠然と分かっている時に使います。

特定のキーワードに関連してどのような言葉が同時に検索されているかということを示しています。

同時に検索されている回数が多いわけですから、関連キーワードを含んだページの方が、ユーザに対しては役立つ内容になる可能性が高い、と言うことになります。

例えば、「小型モーター」というキーワードの場合、「小型モーター おもちゃ」「小型モーター 修理」まで目的が異なるたくさんの言葉が表示されます。

貴社のターゲットとしている来訪者の方がどのようなことに困っているか、想像して適切な言葉を選んでください。

同じことはGoogle検索でも、検索結果ページの下の方に「小型モーターに関連する検索キーワード」というのが見えます。基本的には同じことです。

何を書いたらいいかわからない場合は、まずこの関連キーワードからヒントを探して見ることをお勧めします。

関連キーワードを見るときには、「その言葉を使う人は、どんな人か」を常に考えてください。

どのようなユーザーを狙って、どのようなキーワード含んだコンテンツを作るかということを考えていくわけです。

B2B企業ではこういったやり方はあまり浸透していませんが、広告アフィリエイトサイトを運営している人たちでは普通に行われています。ユーザに対しては役立つ内容かは、最近のSEOで最も重視されます。

ユーザーに対する奥深い分析手法は、むしろ企業がアフィリエータを見習ったほうがいいと思います。

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