ホームページデザインで一番悩ましいのはメインビジュアルですが、それがいかに重要かと、メインビジュアルを悩まずにサクッと決める方法についてお伝えしています。
唐突な例で申し訳ありませんが、ある食品機械メーカーさんのホームページを見ていたときのメインビジュアルを見てかなり違和感があったことを思い出します。
トップぺージには緑の草原の絵が表示されていましたが、キャッチコピーはありませんでした。製薬メーカーのホームページなのかなと思いましたら、会社概要を見て食品機械メーカーのホームページでした。このホームページは、コーポレートサイトで製品の紹介のページまでありました。
なぜ製品と関係のない草原のビジュアルをトップぺージにおいたのかは分かりません。想像ですが、おそらく無難で誰からも反対が出なかったのだと思います。
これは非常にもったいない事例です。
メインビジュアルはとても重要
メインビジュアルは言うまでもなく大変重要な箇所です。
ホームページで一番悩むところと言っても過言ではありません。
今でも検索エンジンからトップページに流入する率はトップページはおよそ3割から4割と言われています。
ここで「見る価値がない」と思われたら終わりです。次のぺージに誘導しないといけません。次のページに誘導できればホームページに滞在していただける時間も長くなります。
ECサイトなどでメインビジュアルのキャッチコピーを1カ所変えるだけで売り上げが10%上がったと言う事は結構あります。
そういった意味でトップページのメインビジュアルは大変重要なところです。
メインビジュアルの決め方
メインビジュアルの決めるには、関係者が集まって議論するのが常ですが、次の3つのポイントから検討してみてください。
1 ホームページの目的
ホームページの目的です。具体的には、取引先に見せる会社案内のためのコーポレートサイトなのか、モノを販売したいECサイトなのか、採用の目的なのか、福利厚生のためのサイトなのか等です。そのホームページの目的が何なのかということです。
2ターゲット
そのホームページを訪れてもらいたい人は誰でしょうか。
先程のホームページの例で言えば、草原のメインビジュアルが社員の福利厚生のためのホームページで、社員のご家族が旅行の予約に来ると言うことであれば、適切なメインビジュアルだったと言えなくもありません。
逆に会社案内のためのぺージであれば、見ていただきたい方は取引先か新規のお客様でしょう。食品製造メーカーだということがパッと見てわからないというのは大きな損だと言うことです。
3ターゲットになりきること
見ていただきたい方、ターゲットの方になりきって、再度ホームページのデザインを見てみて下さい。
そのターゲットになりきってホームページを見てみたときに違和感がないか、インパクトがあるか、読みやすいか、という観点でメインビジュアルを見ていただきたいと思います。
こういう観点で見ると、複数人が集まって決めるメインビジュアルの議論が焦点があってきて実りが多くなると思います。