突然ですがホームページの制作を外注依頼したときに納期通りに上がって来なくて困ったと言うような経験はありませんか?
もしくは、出来てはきたけど見積がとんでもなく高くなっていたと言うような事は無いでしょうか?
今日はホームページの外注依頼にまつわるよくある失敗とその失敗を回避するための注意点についてご説明したいと思います。
ホームページ制作を外注するときのよくある失敗
ホームページの制作を外注するときのよくある失敗は、大きく分けて次の2つがあります。
- 納期が間に合わない
- 費用が大幅に増加
これ以外にも、稀に外注業者さんと発注者さんが喧嘩をしてプロジェクトそのものが止まってしまったりすることもない事は無いですが、大きく考えてよくある失敗としては、その2つぐらいだと思います。
外注依頼の失敗を避ける注意点
ではこのようなホームページの制作依頼を外注するときの失敗を避けるにはどうすればいいのでしょうか。
注意していただきたいポイントは3つあります。
1 仕様をきちんと決める
仕様を決めると言うことは、一口に言ってしまえば、こちらが実現したい事を外注の業者さんに正確に認識してもらうことです。
これは実はとても難しいことで、なかなか伝わらないことが多いのですが、少なくともまず2つやっていただきたいことがあります。
1つ目は仕様を決める打ち合わせを持つこと、2つ目は打ち合わせの際の議事メモを取ることです。
制作業者さんから見て、この打ち合わせは非常に安心感につながります。というのは、制作業者さんから見て1番避けたいことは発注者さんから曖昧に、漠然としたやりたいことだけを言われ、「後はお願いね」と言って丸投げされることです。
自分たちで考えざるをえず、時間を使って考えて設計して納品したものが「これは意図していたものと違う」と言われるのが最も嫌なことです。
制作業者さんに丸投げをせず、打ち合わせを持って情報を共有して、認識を合わせると言う事は制作業者さんにとっては、大きな安心感につながることなのです。
そして議事メモをとり、打ち合わせの後に「お互いにこういう認識でいますが間違いは無いですか」と言うことで議事メモを交換して確認してください。
2 スケジュールの提出をお願いする
納期のスケジュールについては、まず制作業者さんに出してもらってください。
彼らのリソースも限られています。リソースと言うのは人員や予算のことですが、限られた予算と人員の中でどうやって納期に間に合わせるかと言うのは彼らは工夫をしています。
発注者の上から目線で、「いついつまでにやれ!」と言うことを言っても、ないものは無いのです。
まず制作業者さんの主体的なスケジュールを尊重してください。
スケジュールを提出してもらった後で発注者側としてそのスケジュールに対して要望を言ったり修正を依頼すると言うのは結構です。
ただ、業者選定の際に、納品の時期をおおよそ伝えておいて、無理がない業者を選ぶというのもおさえておきたいポイントです。
3 対等の関係
先程のスケジュールの点にも関係しますが、制作業者さんの主体的なスケジュールや意見を尊重してください。
あなたたちはプロなんだから、これぐらいできるでしょ?と言う言い方は控えた方がいいです。
ホームページの制作業者さん及びその中で働くエンジニアさんはやはりエンジニアです。
彼らは技術とコードについては日々勉強していて、プライドを持って仕事をしています。一方的な上から目線と言うのは気分がいいわけがありません。
制作業者さんの意見や、コメントを尊重すると言う態度を持つことで、制作業者さんとの関係は随分良くなります。彼らが意見を言いやすくなるからです。
そして仕事がスムーズに行くことが多いです。