デジタルマーケターのためのテクノロジー入門

先日、Google Tag Manegerで手こずっていたとき、助けてくれたエンジニアさんがお勧めしてくれた本。

この方も文系なのだが、今は広告タグ埋込の専門家になっていて代理店でお仕事されているとのこと。

この本が一番技術よりのことが書いてあるよ、と言うので読んでみました。

文系でもこれぐらい、知っておいてくれ

現役のweb解析エンジニアである著者が、「文系でもこれぐらい頭に入れといてくれ」というある意味、理想と願望を整理してくれた有難い本です。

エンジニアさんとの話には、共通言語を持たなくてはいけない。

そのためにマーケターはどのあたりまで技術面を知っておかねばならないか?
という質問への回答です。

こんな経験はありませんか?

サービス開発とか開発会議に出てはみたものの、

・私の要望は、ちゃんと伝わっているのだろうか?
・聞いてもらったはいいけど、どのような形でいつ実装されるのだろうか?

が、さっぱりわからない。開発者同士での会話についていけず、開発者の内容を理解できる人が隣にいると、とその方に通訳してもらって初めて理解できる。

開発者もジレンマを抱えています。

自分達の開発言語は、一般の人に通じない。一から説明するのも正直、面倒だ。
だが、せめて開発会議に出てくる人には、直接自分の言葉を、理解ぐらいはしてもらいたい。質問するまでいかなくてもいいから。

開発者の本音はこんなところです。

開発者と一般の人の間での共通言語を話せる人がいない。

デジタルマーケターには、そのような役割を担ってほしいなあ、という開発者からの要望を感じます。

内容は本格的

にしても、結構要求レベル高いなぁ、というのが直な感想でした。

ドメインとURLの成り立ち、HTML、CSSは当然として、Javascript、正規表現までカバーされてます。

前半は楽勝でしたが、正直、後半は全てクリアできませんでした。

ちなみに私は、今まで適当にやり過ごしてきたJavascriptはボロボロでした。

その代わり、「ここを補強すれば良い」という弱点もよくわかりました。

その意味では非常に有益で、スキルアップの動機づけになります。

ここまでできれば、どの会社でも一目おかるようになることは保証します。

それぐらい、このジャンルで正確な知識を持ち、かつマーケティング発想ができる人材は不足しています。

社内研修には好適

社内研修などをするときに、デジタルマーケ教材としてそのまま使える優れものの内容です。

この手の本は希少ですので、お勧めです。

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