「アメリカの終わり」を読了

「アメリカの終わり」を読了

著者は在米30年のシカゴで暮らす経営者。ミドルクラスからのアメリカがどのように見えているのか、報道されていないアメリカの実態については信憑性があると思って読んでみることにしました。

保守基盤の代表であるアメリカのミドルクラスが、トランプとバイデンをどう見ているか日本では報道されていない姿が浮かび上がってくる

日本に紹介されていないアメリカのミドルクラスの本音。

そもそも日本人には想像しづらいアメリカの医療保険の実態から、オバマケアのおかげでどれだけミドルクラスの医療保険料が跳ね上がったか(正直びっくり!)
また社会主義国が嫌になって移民として亡命してきた人がとても多いことなど、日本では報道されていない。

彼のメディアの偏りについてのコメントは秀逸。
アメリカのメディアも、また極端に民主党に偏っている。

メディアの立ち位置を判定するのに以下の3つのポイントがある
1何を報道しているか、何を報道していないか
2事実をどのように報道しているか
3どのくらいの時間、誌面を割いて報道しているか
この3つを注意深く見ていればそのメディアの価値はわかる。

2021年バイデン政権始まり。この時代のアメリカの一面を切り取った面白い本だった