SEO対策:Google検索の落とし穴とは?

WEBプロデューサーの上尾です。

ホームページによる集客についてのお話を続けます。

今回は、SEO対策の落とし穴というべきポイントについて説明します。

Googleは、常に信頼できる”神”ではない

ホームページで充実したコンテンツさえ作れば、新規のお客様を連れてきてくれる、これはありがたい話です。そして実際、コツコツやれば効果的な集客方法です。

しかし良いことばかりではありません。

去年DeNAが起こした医療情報サイトの事件を覚えておいででしょうか?

DeNAは、医療情報を大量に掲載したホームページを作り訪問者数を増やし、広告掲載して広告で利益を上げていますた。
しかし、そのホームページに掲載されていた医療情報というのが、他の会社のホームページのコピーだったり、内容が誤っていたり、信頼できない情報を大量に載せていたという事件です。

Googleの特性をよく研究したDeNAのチームはコンテンツを大量に作ると言う方法で訪問客を集め、その結果、相当の広告売上を稼いでいたのです。

このように、残念ながら2017年現在、Googleはコンテンツの真偽や信頼性までを判断することができません。

もっと言えばGoogleには倫理観はありません。

Googleはあくまでもプログラムで、他の人がリンクをたくさん貼ってあったり、入力したキーワードとコンテンツの中身がマッチしていればそれを表示しているだけなのです。

昨年からのフェイクニュースや虚偽の情報の氾濫を見て、Googleも今年2017年4月から信頼できる情報を上位検索に表示されるように、日本におけるアルゴリズムだけを変更しました。

とはいえ、先ほど言いましたように、Googleには倫理観はなく過去の統計的な膨大なデータから上位表示できるか、できないかを判断しているだけなのです。

貴社の”正しい情報”を届ける努力をしていますか?

さて、ここで考えてみてください。

Googleの検索結果に表示された御社の商品情報が古いものだったら、どうでしょうか?

「検索結果上位に表示されたら、これは正しい情報だ」と思い込んでしまう人がいても不思議ではありません。

今の世の中、ホームページに載っていることが、古かったり間違っていてもそれをそのまま信じ込んでしまうユーザーは、むしろ大勢いると思いませんか?

URLを変えない古いドメインや古いホームページは、SEO的には有利だと言われます。

しかし、御社が製造または販売している製品について、責任を持った情報出せるのは、御社だけです。

個人的には、ホームページ上にある程度きちんとした情報を掲載するのは、製品を取り扱っている法人の義務だと思います。

ですので特に製造メーカーの方は、古いホームページを放置せず、自社の商品についてはきちんとした情報を公開していただきますようにお願い致します。

自社製品の情報をどうやって素早く効果的に公開するかわからないと言う場合は、お気軽にお問い合わせください。

ご一読いただき、ありがとうございました。